
【栄養科通信】栄養価も甘みもアップ!冬のほうれん草
投稿日 2026.11.04
ほうれん草は一年を通して市場に出回りますが、寒い冬の時期に最もおいしくなります。ほうれん草の旬は11月~3月頃の冬といわれています。葉の色が濃く、葉先までピンとしているものを選びましょう。

冬のほうれん草の栄養と主な効果
●β-カロテン・・・体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を守り、視覚作用や免疫作用に関与する栄養素です。
●カリウム・・・体内の余分な塩分を排泄してくれることから、血圧の維持に役立ちます。
●鉄分・・・全身に酸素を運ぶヘモグロビンを作るために必要な栄養素です。不足すると貧血につながるため、積極的に摂りたい栄養素の一つです。
●ビタミンC・・・鉄の吸収を助ける働きがあります。また、コラーゲンの生成にも関わっています。特に冬採れのほうれん草は、夏採れの約3倍もビタミンCが豊富です。
栄養を効率よく摂る工夫
● 油と一緒に…β-カロテンは脂溶性ビタミンのため、油と一緒に調理することで吸収率がアップします。炒め物や、油を使った和え物などがおすすめです。
● 加熱は手短に…ビタミンCなどの水溶性の栄養素は、茹でることでお湯に流れ出やすくなります。そのため、茹でる場合は短時間でさっとゆでることがポイントです。電子レンジで加熱する方法も、水に溶け出す栄養素を抑える方法の一つです。
● 根元も活用…赤い根元付近にはマンガンや鉄分が多く含まれているため、しっかり洗っておいしく食べましょう。
今回は、冬のほうれん草を使った汁物をご紹介します。体を温め、免疫力を高めましょう。
ほうれん草と卵のすまし汁(2人分)

★作り方
①ほうれん草は沸騰したお湯でさっと茹で、水気を切る。3㎝程度の長さに切っておく。
②えのきだけは根元を切り落とし、3等分に切っておく。
③鍋に水と白だしを入れて沸騰させ、えのきを入れる。
④溶いた卵を流し入れてかき玉にする。最後に切ったほうれん草を入れて軽く混ぜる。器に盛り付け、すりおろし生姜をのせる。
【栄養成分(1人分あたり)】
◎エネルギー: 56kcal ◎たんぱく質: 4.9g ◎脂質: 2.7g
◎炭水化物: 4.0g ◎食塩相当量: 1.5g
管理栄養士 小倉