
お酢の力で食中毒予防
投稿日 2026.06.08
食中毒とは細菌、ウィルス、寄生虫、自然毒、化学物質などが付着・含まれた食品を食べることで、下痢、腹痛、嘔吐、発熱などの急性胃腸炎症状を引き起こす健康被害です。家庭でも発生しやすく、特に高齢者や乳幼児は重症化するリスクがあるため、注意が必要です。そんなときは殺菌効果が強いといわれているお酢を活用してみてはいかがでしょうか??

家庭でできる3つのポイント!
食中毒予防の3原則(細菌性の場合)
食中毒菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」が基本です。
1.つけない(清潔・洗浄):手洗いを徹底する。
2.増やさない(迅速・冷却):食品を室温で放置しない。冷蔵・冷凍が必要な食品はすぐに冷蔵・冷凍庫へ保管する。
3.やっつける(加熱・殺菌):食品の中心部までしっかり加熱する。(目安は75度で1分以上)
お酢はアルコール(お酒)の主成分であるエタノールと酸素をエサに、酢酸菌が発酵し、酢酸を作りお酢になります。お酒の素になる穀類や果実により味や風味に違いが生まれます。
●穀物酢・・・米、麦、コーンなどを原料とした、さっぱりして癖が少ない万能酢で、加熱料理や揚げ物のソース、ピクルスなどに使用します。
●米酢・・・米を原料とし、コクとうまみが特徴で加熱しない料理(酢の物や寿司、ドレッシング、マリネなど)に使用します。
●りんご酢・果実酢・・・りんごやぶどうの果汁から作られ、フルーティーな香りとマイルドな酸味で、サラダ、マリネ、ピクルス、ドリンクなどに使用します。
●黒酢・・・玄米を長期間熟成させて作られ、深い色とアミノ酸のコクがあるため、中華料理、炒め物、濃厚なタレなどに使用します。
●調味酢(かんたん酢)・・・酢に砂糖や塩がすでにブレンドしているため、そのままかけるだけ、浸すだけで酢の物や南蛮漬けなどに使用します。
お酢はpH3程度と強酸性のため、雑菌の繁殖を抑えることができます。作ってから数時間後に食べるお弁当やおにぎりのご飯は、炊飯時に米1合に対して小さじ1杯のお酢を入れて炊くと、酢の酸味がなく、お酢の成分のみが残るので食中毒菌の増殖防止の効果が期待できます。
キャベツとにんじんのコールスローサラダ(3~4人分)

★作り方
①キャベツとにんじんを千切りにする。みょうがは小口切りにして水にさらす。
②大きめのボールにキャベツ、にんじん、水気を切ったみょうが、コーンを入れ、マヨネーズ、米酢を入れてよく和える。
③塩、こしょう少々を入れて味を整える。
【栄養成分(1人分あたり)】
◎エネルギー: 63kcal ◎たんぱく質: 2.1g ◎脂質: 7g
◎炭水化物: 8.8g ◎食塩相当量: 0.5g
管理栄養士 小倉