
超音波検査ってどんな検査なの?
投稿日 2025.05.22
人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といい、超音波検査とは、超音波を用いて体内をみる検査です。痛みや放射線による被曝の心配がなく、体への負担が少ない検査です。そのため、妊娠中の方や高齢者の方々も受けることができます。
体の中に超音波を送り、臓器や組織から跳ね返ってくる反射波を映像化します。超音波が伝わりやすいように、体の表面に検査用のゼリーを塗り、プローブ(超音波の出る器械)を当てて検査します。
心臓超音波検査
心臓超音波検査は、心臓の大きさや形、壁の厚さ、動く様子がリアルタイムで観察することができます。また、心臓内を流れる血液に色をつけて表示することで、血流の逆流の有無など弁膜症を調べる検査です。
検査時間は15~30分です。

腹部超音波検査
肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱といった腹部臓器の異常や疾患を早期にみつけることができる検査です。しかし、肺、胃、腸など内部にガス(空気)を含む臓器は画像として捉えにくいため詳しくみることができないという欠点があります。
検査時間は15~30分です。
食事の影響が出る検査なので、食事は検査の4時間前までにお願いします。

乳腺超音波検査
乳房内の病変の有無やしこりの性状を調べる検査です。
乳がん治療での検査では乳房だけでなく腋窩や鎖骨下、胸骨周囲のリンパ節も調べ、乳腺腫瘍の転移の有無を検査します。
検査時間は15~30分です。

その他にも【頚動脈・甲状腺・下肢静脈・下肢動脈など】様々な疾患や部位の超音波検査がございます。
検査によって、食事の制限や前開きや首周りの開いた服でご来院などご受診時の注意事項がございます。検査説明を事前に行っておりますので、ご安心してご受診ください。