四街道市大日にある四街道市立図書館は1983年に開館。今年7月で開館40周年を迎えました。
40周年の今年は、本との出会いはもちろん、人と人との繋がりの場を創出し、誰もが気軽に足を運ぶことができる親しみのある図書館づくりに力を注いでいます。
6月からは、地下1階のおはなしのへやで「あかちゃんといっしょルーム」を開設。あかちゃん連れでも図書館をゆっくり楽しんで貰えるよう、お喋りや飲食が可能な場を設け、子育て支援を中心に様々な活動を行っている市民と連携を図り運営しています。
6月は看護師で腸活専門家の尾添美幸さんをアドバイザーに迎えて開催。1歳児と訪れたお母さんは、この日が3回目の利用。腸活にぴったりなおやつや手軽にできる朝ごはんについてなど、会話を通して尾添さんから沢山のアドバイスを貰っていました。6日間開催した6月の「あかちゃんといっしょルーム」では、アレルギー持ちの子どもの食事や自身の便秘の悩みなど多岐にわたる内容で、子どもと一緒に本を読んだり、おもちゃで遊んだり、お弁当を食べながら気軽に相談ができることから、「保健室のような感覚」と、尾添さんは穏やかな雰囲気のなかで参加者に寄り添います。8月は、尾添さんを含め、保育士やプレーワーカーなど、様々な経験や専門知識を持つ市民の皆さんが子育て世代をサポートします。
地下1階の児童室では、「しおり釣り」コーナーを設けています。市内在住の絵本作家が描いた季節のイラストと齋藤久光館長考案の言葉が綴られた図書館オリジナルしおりを作成。児童室の本を借りた人に遊び心で挑戦して貰おうと設けられました。イラストも言葉も季節ごとに変わるので、使い分けてみるのもおすすめです。
7月と8月下旬には、夏休みの小・中学生を対象に2階の学習室を開館時間前に開放。「朝活図書館」として、子どもたちが宿題や学習、読書を行うことができる場を提供します。さらに、7月21日から「駅の図書館」も運用開始! 図書館では年間約1万冊のリサイクル本が発生するため、個人や団体等へ譲るなどしてきましたが、更なる有効活用を目指し、JR四街道駅自由通路に本棚を設置。駅を利用する人が手続きなしで本を手に取ることができます。一度に借りるのは2冊まで、二週間を目安に元の本棚に戻すシンプルなルールで、廃棄される運命だった本が新たな使命を持って読み手を待ちます。このあとも、本と人、人と人とを繋ぐみんなの図書館づくりご期待ください!
【四街道市立図書館】
開館時間:月~金曜日9:00~19:00(児童室は17:00まで)
土・日曜日・祝日9:00~17:00
休館日:第1・第4月曜日/年末年始/特別整理期間
所在地:四街道市大日396
●朝活図書館:7月25日~28日/8月29日~31日7:15~8:55 (ラジオ体操も行います)
●あかちゃんといっしょルーム:10:00~13:00/0~3歳児程度対象(開催日はHPでご確認ください)