
佐倉市の旧城下町が一年で最も熱気に包まれる「佐倉の秋祭り」の季節がやってきました!
今年は、10月10日(金)~12日(日)までの三日間開催されます。


「佐倉の秋祭り」は、約400年の歴史を誇る「麻賀多神社祭禮」を母体に、佐倉市の伝統文化の継承と発展を願うとともに、地域住民の交流を深め、市民の心のふるさとづくりをはかろうと、麻賀多神社を始め、神明神社、愛宕神社、八幡神社の合同祭として執り行われています。
初日は宮出し。県内最大級の大きさを誇る麻賀多神社の大神輿を白丁に身を包んだ鏑木町の青年たちが、「明神祭り、さらば久しい」(神様、久しぶりの御渡りです。どうぞ町の発展をご覧ください)の掛け声のもと、旧城下町の細く曲がりくねった道を二天棒のみで渡御します。

中日は、各町内の山車・御神酒所・御輿が自分たちの町内を中心に運行。軽快な佐倉囃子の音と踊り手たちによる「えっさのこらさえっさっさ」の掛け声が響き渡ります。夕刻には上町、仲町、間之町、田町、野狐台町が「夢咲くら館」駐車場に集結! 華やかな共演をお楽しみください。






佐倉の山車人形は、明治時代に東京・日本橋方面から買い付けされ、江戸~明治にかけて名工と語られてきた人形師が手掛けたものです。横町と肴町については、当時の人形を山車に載せて運行。そのほかの町は複製品を山車に、当時の人形は、おはやし館や各町内の詰所などに展示されますので、この機会にぜひご鑑賞ください。



最終日は宮入り。各町内がお囃子と踊りを奉納。御神酒所に大神輿の花棒や後棒が迎え入れられる様も必見です。クライマックスでは、宮入りを惜しむ町内からの声に、大神輿が麻賀多神社の階段を上っては下りるを繰り返し、祭りの盛り上がりは最高潮に達します。

神様の御渡りを各町内が盛大に迎える様は、賑やかさのなかにも神事祭礼の厳粛さを帯び、歴史と文化のまちを感じます。江戸の祭礼文化が息づく「佐倉の秋祭り」にぜひお出かけください!
開催期間
10月10日(金)~12日(日)15:00~22:00 ※京成佐倉駅南口前から新町通りを中心に交通規制あり
開催場所
新町通りを中心とする旧城下町エリア
お問い合わせ先
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(公社)佐倉市観光協会
043-486-6000