
千葉県匝瑳市にある松山庭園美術館では、現在、芸術家・此木三紅大(コノキ・ミクオ)氏による「少年コノキ・ミクオの作品展~此木三紅大・1950年代の油彩画70点~」が開催中(~4月5日まで)です。
此木三紅大さんは、1937年、東京・田端に生まれました。多感な少年期を、戦後の混乱と復興のただ中で過ごし、病弱だった少年は、この時代に油絵の具という友を得て、思う存分その才能を発揮していきました。
芸術家・此木を形づくる基礎は、15歳の少年時代に培われました。「自分の身体より大きな絵を描きなさい」という教師の言葉をきっかけに、貧しく虚弱で、勉強も得意ではなかった少年は、キャンバスを工夫して自作したり、べニヤ板に描いたり、絵の具の代わりにペンキを固めて使ったりと、できる限りの努力を重ねました。その結果、第一回読売アンデパンダン展や、全国学生油絵コンクールなどに出品し、数々の賞を受賞。さらに驚くべきことに、中学2年生の時には、学校の後援で個展まで開催しています。
今回の自選70作品を通して見ると、コノキ少年が没頭した絵の中には、歩んできた軌跡とともに、その後の生き方を暗示する趣味や趣向までもが表現されており、実に興味深いものです。
時代は移り、満たされ過ぎて何かを失ったかのような現代において、夢を持つこと、純粋にひたむきに生きることの尊さを、これらの作品は改めて思い起こさせてくれます。
松山庭園美術館の豊かな自然とともにお楽しみください。また、今回は春休み中の子ども達にも鑑賞して貰いたいと、県内在住の小・中学生については、入館無料となっています。
入館料:大人¥800、小・中学生¥400、千葉県内の小・中学生は入館無料!




開催期間
2月20日(金)~4月5日(日)10:00~17:00(金・土・日曜日・祝日のみ開館)
開催場所
松山庭園美術館(匝瑳市松山630番地) Googleマップを開く
お問い合わせ先
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松山庭園美術館
0479-79-0091