考えよう これからのこと
~最期まで自分らしく過ごすために~ vol.2
投稿日 2024.07.18
ACPの話し合いのポイント
1.元気なうちから家族・友人などと話し合おう
元気なときだからこそ、気楽に「“もしも”の話」をしてみましょう。もしも重大な病気になったり、要介護状態になったりしたときはどう過ごしたいのか、日頃から周囲の人と話し合っておくことで将来、医療・介護関係者と話し合い(ACP)を始めるとき、自分の考えを伝えやすくなります。
2.体調に不安があるときは、医療者・介護関係者と話し合おう
自分のいまの健康状態や、今後の体調の見通しなどについては、「かかりつけ医」など身近にいる医療・介護の専門家に相談すると良いでしょう。専門家としての意見をしっかり聞いた上で、自分が不安に思っていることや、今後の医療・ケアに関する希望を率直に伝える事で、よりよい話し合い(ACP)を行う事ができます。
3.繰り返し話し合おう
どんな医療やケアが最善か、は病気の状態、本人の価値観、その時の周囲の環境などによって度々変化します。そのため、事あるごとに繰り返し話し合うことが大切になります。
いつ始めるのがよいのでしょうか
今から始めましょう。あなたの判断能力に影響するような災害に直面したり、重い病気にかかる前に、話し合うことが重要です。あなたが受けるかもしれない医療について、自分がどう考えているかを知ってもらっておくことは、将来あなたの代わりに意思決定をしなければならない人にとって、混乱や迷いを起こさなくてすむ可能性があります。
家族や医師は、あなたの希望を知っていますか
たとえば次のような将来の場面を想像してみましょう。
認知症のために自分で意思決定する能力がなくなってきた場合を想像してください。あなたは介護施設で暮らしています。自分で食事を摂ることもできず、自分や家族のこともわからなくなっていて、これから何が起こってもおかしくありません。
家族や医師は、今後の生活や受けるかもしれない医療についてあなたの希望を知っていますか?
<<考えよう これからのこと ~最期まで自分らしく過ごすために~ vol.1
考えよう これからのこと ~最期まで自分らしく過ごすために~ vol.3>>