~ドクター・ラオシーの夢うつつ~【その二十五】
投稿日 2023.04.01
岩手の遠野を旅していたときのことです。ラオシーは、自分のことをつくづく座敷童子(ざしきわらし)のようだなあと思いました。いつもラオシーの赴(おもむ)くところは、プラスのエネルギーが満ちて、なにやら賑やかに、ざわついてきます。お茶目で悪戯(いたずら)な童子ですから、さざ波も立ってまいります。しばらくすると、追い出したいと思う人も出てくるのでしょう?でも、それは仕方がないことなのです。わがままな座敷童子は、少しでも居心地が悪くなると、スーっと、いなくなってしまいます。ちょうど、ラオシーもその頃、地元の大学から教員のオファーが来ておりました。 血管外来の患者さんには、近隣の病院を紹介することにして、ラオシーは、随分とお世話になり、また思い出の深い“名にし負う腎臓病のメッカ” の病院とお別れすることになるのです。(つづく)
ユーカリ血管クリニック
脈管および透析専門医の経験豊富な医師と親切なスタッフが、アットホームな雰囲気で、皆さまのお悩みに向き合います。頚部・胸腹部・四肢の動静脈の疾患(動脈硬化・下肢静脈瘤・静脈血栓症・リンパ浮腫・透析シャント血管)を専門にしております。日帰り治療として、下肢静脈瘤には、血管内焼灼術、医療用接着剤によるグルー治療や硬化療法を、透析シャントには血管拡張術を、いずれも傷跡がなく痛みの少ないカテーテル治療で行っております。