~ドクター・ラオシーの夢うつつ~【その三十六】
投稿日 2025.01.30
幼い女の子に百人一首の在原業平(ありわらのなりひら)の絵札“ちはやふる神代も聞かず龍田川からくれない(唐紅)に水くくるとは”の訳を聞かれた親父が、物知りを自称するご隠居に泣きつきます。当のご隠居も知らないとは言えずに…そりゃー竜田川っていう大関が吉原の花魁(おいらん)姉妹、千早、神代に振られ、ヤケになって相撲を辞めて実家の豆腐屋を継いで10年、店先に”オカラおくれ“と現れた老婆ふたり?なんと千早と神代のなれの果て!”オカラはくれないよ“と言う竜田川にすがる老女を払おうとした途端、脇の井戸にふたりとも落っこちまったから水くぐったてえ訳だな?なんですそりゃ?業平公の名歌も落語の”千早振る“に早変わりの一席!古今亭志ん生さんの名演だったそうでございますね。 (つづく)
ユーカリ血管クリニック
脈管および透析専門医の経験豊富な医師と親切なスタッフが、アットホームな雰囲気で、皆さまのお悩みに向き合います。頚部・胸腹部・四肢の動静脈の疾患(動脈硬化・下肢静脈瘤・静脈血栓症・リンパ浮腫・透析シャント血管)を専門にしております。日帰り治療として、下肢静脈瘤には、血管内焼灼術、医療用接着剤によるグルー治療や硬化療法を、透析シャントには血管拡張術を、いずれも傷跡がなく痛みの少ないカテーテル治療で行っております。