見直そう!地域の資源と身近なSDGs
6月は環境月間です。今回は市民協働による里山保全活動やSDGsに取り組む方々をご紹介。皆さんの活動を通して地域に息づく自然や暮らしのなかの“もったいない”を見直してみませんか!
(仮称)佐倉西部自然公園
佐倉市の下志津と畔田地区にまたがる(仮称)佐倉西部自然公園は、住宅街に隣接しており、谷津田と斜面林が一体として残されている貴重な里山です。現在、佐倉市が所有する約43.4ヘクタールのフィールドでは、基本理念とグランドデザインのもと、里山を愛する人たちが日々、自主的に各々の得意を活かして作業に汗を流しています。森からしみ出る湧水を利用して耕作放棄地をビオトープに再生したり、竹林整備や草刈りなど、市民協働で手がかけられた里山は、植物の発芽を促し、昆虫や小動物、野鳥など多様な生き物の生命が循環する本来の姿を取り戻しつつあります。
また、手作りの散策道や案内板が訪れる人の心を癒やし道中を導きます。歴史を伝える古木、陽射しが注ぐ竹林、戦国時代の城跡、昔ながらの田んぼ風景など、異なる表情も大きな魅力。この日も生き物調査のボランティアや整備作業に励む「支援し隊」の里山ボランティアを中心に、野鳥観察や散策に訪れる人、そして、自然に触れて遊ぶ子どもたちなど、老若男女が憩います。市では新たな整備基本構想を策定中であり、里山の保全・活用に取り組む予定です。また、「支援し隊」が中心となり作成した散策マップも完成! 市民協働により輝きを増すふるさとの里山で、自然・歴史・人との出会いを楽しみながら深呼吸してみませんか!
【(仮称)佐倉西部自然公園】
駐車場:五反目駐車場/白井作駐車場
毎週月曜日と毎月第1土曜日は、自家焙煎珈琲のキッチンカー「10000HRS」や地元の有機農家も出店!