まちづくりコラム vol.60
このコーナーでは、「市民協働によるまちづくり」について、
STaDプロデューサー中村正明が北総エリアでの事例を交えお伝えします!
今号のすたっと歩こう!では、早春の北総散歩と題して、一足先に栄町と佐倉にスポットを当てご紹介いたしましたが、いかがでしたか!
私は以前、江戸時代から周辺エリアで栽培されていた伝統野菜を、栄町にある房総のむらで栽培するお手伝いをさせていただいたことがありました。その際、栽培した伝統野菜を使用して江戸の料理を再現するなど、江戸の食文化体験もお楽しみいただきました。
北総エリアは、当時から江戸の台所などと言われるほどの一大産地であり、今なお農業が盛んな地域であるとともに、独自の食文化が育まれてきました。
コロナが収束する中、成田空港周辺エリアではインバウンド観光の増加がますます期待されています。私は、この地域ならではの、酒・味噌・麹等の発酵技術をいかした食文化と、江戸の歴史や文化を訪ねる旅を、周辺エリアと連携しながら東京(江戸)とのつながりもいかして提供することが重要だと考えています。
特に、お酒(日本酒)については、今も酒蔵のある佐倉・酒々井・成田・佐原を回遊しながらその地域の美味しいお酒と、食や食文化を楽しめるプログラムを、江戸のストーリーにのせて創れると北総エリアの魅力をさらに発信できると思います。
早春の“江戸ストーリーを訪ねる美味しい北総の旅”は、いかがですか。