
正しい目薬のさし方、知っていますか?
投稿日 2026.04.23
「目薬って、なんとなく使っている…」そんな方も多いのではないでしょうか。
実は、使い方ひとつで効果が変わったり、薬が汚れてしまったりすることもあります。毎日安心して使うために、正しい使い方と保管方法を確認しておきましょう。
目薬とは?
目薬は、目の病気の治療や、疲れ・かゆみ・乾燥などをやわらげるために、直接目に使うお薬です。
開封するまでは無菌状態ですが、使い方によっては薬液が汚染されることがあります。
容器の先が目やまぶた、まつ毛に触れると、涙や目やにが入り込み、液が濁ったり、雑菌が増えたりする原因になります。
目薬の正しい使い方
① まずは手を洗いましょう
石けんで手をきれいに洗ってから点眼します。
② 点眼の方法
1)1滴だけ、やさしく点眼
下まぶたを指で軽く引き下げ、少し上を見るようにします。
もう片方の手で目薬を持ち、容器を真下に向け、目に触れないように1滴さしましょう。
※容器の先が目・まぶた・まつ毛に触れると、目を傷つけたり薬液が汚染される原因になります。
※1日の使用回数・1回の滴数は、必ず製品の用法・用量を守りましょう。

2)点眼後は目を閉じる
点眼後は、すぐにパチパチまばたきをせず、しばらく目を閉じましょう。
目頭(鼻に近い部分)を軽く押さえると、目から薬が流れにくくなります。
3)あふれた液は拭き取る
あふれた薬液は、清潔なガーゼやティッシュでやさしく拭き取りましょう。
皮膚に付いたままだと、かぶれの原因になることがあります。
◎2種類以上の目薬を使用する場合は、5分以上間隔を空けて点眼しましょう。
(間隔を空けずに点眼すると目薬の効果が弱くなることがあります。)
※医師・薬剤師等から別途指導がある場合はそちらを優先しましょう。
うまくさせないときは?
「うまく入らない」「怖くてさせない」そんなときは、次の方法を試してみましょう。
● げんこつ法
げんこつを下まぶたに当てて引き下げ、その上に目薬を持つ手を乗せて固定すると、安定して点眼しやすくなります。

それでも自己点眼が難しいときは、市販の「らくらく点眼器」などの補助器具を使う方法もあります。容器を安定させやすくなり、目に触れる心配も減らせます。
無理せず、自分に合った方法を選びましょう。
子どもへの目薬のさし方
お子さんは目薬を怖がることが多いため、安心できる方法で行いましょう。
● ひざの上に仰向けに寝かせる
● 寝ている間にさす
目を閉じてしまう場合は、目の周りを清潔なガーゼなどで拭いてから、目頭付近に1滴落とします。
目を開けたときに、自然と目の中に入ります。
※動いて容器の先が目に当たらないよう、十分注意しましょう。
※泣いていると涙で流れてしまうため、落ち着いてから点眼しましょう。
目薬の保管方法
正しく保管することも、とても大切です。
● 直射日光を避け、涼しい場所で保管
● 遮光袋がある場合は必ず袋に入れる
● 車内や窓際に放置しない(高温で変質することがあります)
● 防虫剤や湿布薬の近くに置かない(揮発成分が入り刺激の原因になることがあります)
● 凍らせない(凍結すると変質する場合があります)
● 浴室や洗面所など湿気の多い場所は避ける
※「冷所保存」と記載がある場合のみ冷蔵庫へ。特に記載がなければ室温保存で問題ありません。
3つのポイントを意識しましょう!
目薬は、正しく使えば安全で効果的なお薬です。
✔ 容器の先を触れさせない
✔ 点眼後は目を閉じる
✔ 正しく保管する
この3つを意識するだけで、安心して使い続けることができます。
毎日のちょっとした心がけで、大切な目の健康を守っていきましょう。
(参考:一般社団法人 日本眼科用剤協会)
視能訓練士 橋本