Vol.57まちづくりコラム
このコーナーでは、「市民協働によるまちづくり」について、
STaDプロデューサー中村正明が北総エリアでの事例を交えお伝えします!
今年は、各地の夏祭りも復活する中、今号の夏の体験特集はいかがでしたでしょうか?夏休みということもあり小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、夏休みの自由研究に悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特集でご紹介いたしました魅力的な体験プログラムは、まさに家族で楽しみながら自由研究にできるものばかりですね。
私が自由研究で大切にしたいのは、家族で楽しみながら事前に調べたり、訪ねたり、食べたり…などの事前学習です。私が大学生を学外フィールドワークに連れていく際にも、事前に現地の現状や課題、魅力についての調査や、課題解決のための理論を学ぶことが重要だと考えています。また、少し視点を変えてみると、農業体験などは、“大人も楽しめる”・“大人が楽しむ”体験型の食育プログラムでもありますね。例えば、農業体験に参加する際には、生産者の想いや土づくり等の独自の特徴、生産者ならではの美味しい食べ方など、普段は聞けないようなお話を伺ってみてはいかがでしょうか。また、その生産者の農産物等を使用したお料理を提供されている地元のレストランを探しながら、“食とお酒のペアリング”を楽しむ「マリアージュ」や、“気候や風土”等を表わす「テロワール」をちょっと意識して料理を楽しむのもいいですね。
最近では、この2つを掛け合わせた造語「テロワージュ」を使用し、東北地方で『東北・美酒と食のテロワージュ』というムーブメントが起きています。
北総エリアも「食」・「酒」・「人」・「風土」が育まれ、日本の原風景が残る魅力的な地域です。「マリアージュ」と「テロワール」をキーワードに、体験の旅に出てみませんか!
*引用:https://www.tohoku-bishu-shoku-tourism.jp/beginner/
東北・美酒と食のテロワージュ