
戸越銀座商店街で始まった
香取市産品の魅力発信と実証販売
香取市では、地域農産物等のブランド価値を高め、販路拡大につなげることを目的とした「香取市農産物等ブランドアップ事業」を進めています。その取り組みの一つとして、2025年10月18日から12月末までの期間、都内有数のにぎわいを誇る戸越銀座商店街において、香取市産品の展示販売とPR活動を実施しています。この活動は、市内でつくられている農産物や加工品の存在を都市部で広く知っていただくとともに、実際に味わっていただくことで「価格の妥当性」や「食材としての魅力」を体感してもらい、今後の販路拡大に向けたデータ収集にもつながる取り組みです。



■ 10月27日(月) 試食を通して魅力を伝えた一日
期間中のハイライトのひとつが、10月27日(月)に行われた店頭PRと試食販売です。この日は、店内での展示販売とあわせて、来街者との距離が近い店頭スペースを活かし、積極的に声をかけながら香取市産品の魅力を伝えました。
特に、多くの方が足を止めたのが試食コーナーです。
当日は以下の3品を用意し、それぞれの味わいと食材の特徴を紹介しながら提供しました。
• 切りたてわらび餅
つくりたての柔らかい食感が人気で、気軽に楽しめる和スイーツとして好評を博しました。
• 芳醇ピーナッツご飯
香ばしさと旨味が広がる一品。ご家庭でも簡単に取り入れられる調理法として注目され、食べ方提案の幅が広がりました。
• いもみつ(クラッカー・チーズ乗せ)
香取市産さつまいもの自然な甘さを活かしたいもみつは、クラッカーとの相性も抜群。チーズを添えることで、おやつにもおつまみにもなる新しい楽しみ方を提案できました。
この取り組みは、香取市産品への理解と関心を深める貴重な機会となりました。


■ 次回は11月30日(日) ― 香取市産さつまいものPRへ
実証販売は継続的に取り組まれており、次回は11月30日(日)に香取市産さつまいものPRとして、焼き芋を使った店頭販売の実施が計画されています。秋から冬へと季節が移るなか、香り豊かな焼き芋は多くの来街者の注目を集めることが見込まれ、香取市産さつまいもの魅力をさらに広く発信できる機会となります。
■ 12月末まで続く、香取市産品発信の場として
10月の取り組みを皮切りに、戸越銀座商店街での展示販売・店頭PRは12月末まで継続されます。店内での陳列による認知向上に加え、時期や来街者の動きを見ながら適宜PRイベントを行うことで、香取市産品のブランド価値を多面的に伝えていく予定です。
今回の実証販売を通して得られるデータや来街者の反応は、今後の都市部展開や商品開発を進めるうえでの大切な手がかりとなります。香取市では、引き続き都市とのつながりを深めながら、地域資源を活かした魅力発信に取り組んでいきます。 (取材:STaD)
戸越銀座商店街は、東急池上線の「戸越銀座駅」に接する、全長約1.3kmにわたり約400件の店舗が軒を連ねる関東有数の長さを誇る商店街です。電車でのお越しは東急池上線「戸越銀座」駅又は都営浅草線「戸越」駅下車。
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