協働のまちづくり~ 市民活動の担い手不足を考える ~
投稿日 2024.11.28
まちづくりコラム vol.65
このコーナーでは、「市民協働によるまちづくり」について、
STaDプロデューサー中村正明が北総エリアでの事例を交えお伝えします!
先日、千葉県主催「協働のまちづくりセミナーin 長生地域」で『協働は、みんなで奏でるハーモニー』と題して講演させていただきました。長生地域(茂原市、一宮市、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町の7市町村)は、千葉県の中でも太平洋側の海、山、里の自然資源の豊かな地域です。
講演内容は、協働の基本的な考え方や市民協働の現状と課題、多様な主体との連携の可能性についてお話し、特に私の関わる事例として大学との連携の可能性として、「地域連携」・「地域再生」・「地域貢献」の視点での取り組みや、地元の一次産業の課題解決を地域連携による6次産業化により解決するモデルについてお伝えしました。また、企業との連携のあり方については、地域貢献や企業の社会的責任をイメージするCSRから、企業にとっては社会貢献と同時に本業にもいかした取り組みであるCSVを意識した連携・協働の可能性についてお話しさせていただきました。
講演後のグループワークでは、活発な意見交換が行われ、近隣市町村で活躍されている方々との新たな繋がりの中で、連携・協働の可能性を感じられているように伺えました。
また、参加されている市民活動のみなさんの共通の課題として、担い手不足や人材育成に関する意見が多くあったように思います。
市民活動の担い手不足の要因としては、高齢化や急速な社会の変化、デジタル化など、様々あるかと思います。それぞれの活動や団体をさらに進化させるためには、異分野の団体等との連携を含め、多様な主体との連携・協働を積極的に進めることで、互いの強みをいかし弱みを補完できる新たなパートナーシップが生まれ、担い手不足等の課題解決につながる可能性があると思います。
まずは、いろいろな団体とつながる場への参加・交流からはじめてみませんか!
お問い合わせ先
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千葉県環境生活部県民生活課 県民活動推進班
043-223-4147