毎号健診にまつわるギモンが多く寄せられています。
この先も健康で過ごすために人間ドックや健康診断のギモンに当院健診センターの医師・スタッフがお答えします!!
1. 人間ドックはどのような種類があるの?
通常の人間ドックでも、生活習慣病の詳しい検査や頻度の高いがんの検査は含まれています。受診される方の希望に応じて乳腺の検査、腹部MRI、肺CTなどオプションの検査が追加でき、年齢や既往歴、家族歴を考えてその方にあった検査の内容をご提案しています。
人間ドックの種類(当健診センターの場合)
★脳ドック 【脳MRIを含む】
★プレミアムドック【がんの検査が網羅されている】
★スペシャルドック【人間ドック+脳ドック】
当センターでの人間ドックの利点は、何か精密検査が必要となったときの受診手配や、生活習慣病の予防のための保健指導、事後のフォローアップをしっかり行うことにあります。人間ドック以外でも、当センターは企業・事業所の定期健診や検診車による出張健診も行っており、結果のチェックも行っています。健診を受けて満足するのではなく、年1回の人間ドックの受診や、その後の病院受診、健康管理をしっかり行いましょう。
2. 脳ドックで認知症はわかるの?
当センターでは認知症の早期発見のための脳ドックをご準備しています。脳ドックでは認知機能のテスト2種類と、脳のMRIを撮影します。脳全体や海馬周辺の萎縮がないか評価し、認知症あるいは認知症になるリスクをある程度判断できます。
高齢社会になって、認知症にかかる患者さんも増えています。認知症は年を重ねるごとにかかりやすくなりますが、あくまでも「脳の病気」です。一番多いのは、物忘れに始まり、時間や場所が分からなくなるアルツハイマー病ですが、脳にアミロイドβというゴミがたまり、記憶に関係する脳の海馬という部分が萎縮し、やがて脳全体に広がり様々な症状があらわれます。
認知症の一歩手前の軽度認知障害で予防を講じると進行を遅くできますが、発症してしまった認知症を根本的に直す治療法がないため早期発見が重要です。
企業向け出張健診も行っています。お気軽にお問い合わせください。
『健診のギモンにお答えします!』のその他の記事はこちらから!
・vol.1(健康診断と人間ドックの違い、人間ドックについて)
・vol.2(がん検診の必要性、検査結果の見方、診断のあとは?)
・vol.3(子宮頸がん検診って?、マンモグラフィーと乳房エコーの違い)
・vol.4(バリウム検査と胃カメラの違い、胃カメラの種類、内視鏡検査の麻酔)
・vol.5(オプション検査、通院中の健康診断)