
ストップCKD!~8人に1人の新たな国民病~
投稿日 2025.02.25
お薬手帳にこんなシール貼ってありませんか?


これは腎臓の働きが弱くなっていることがわかるようにしたCKDシールです。
CKDとは・・・
慢性腎臓病(CKD)は腎臓の機能低下や尿検査の異常が3か月以上持続する疾患で、進行すると透析治療が必要となる怖い病気です。現在日本のCKD患者さんは20歳以上の8人に1人と推計されており、新たな国民病ともいわれています。最近の調査では成人の5人に1人とも報告されています(CKDガイド2024より)。
無症状で進行することが多いため注意が必要です。原因は様々で多岐にわたります。
千葉県での取り組み
糖尿病性腎症の発症・重症化リスクを有する者に対して、受診・継続受診の勧奨と適切な保健指導を行い、人工透析への導入を阻止し、県民の健康増進と医療費の適正化を図るため、平成29年12月に千葉県糖尿病性腎症重症化予防プログラムを策定し、取組を推進しています。
また、令和元年度には千葉県慢性腎臓病(CKD)重症化予防対策部会を設置し、慢性腎臓病(CKD)重症化予防についても併せて取組を推進しています。
CKDシールの取り組み
腎臓の働きが弱くなると薬の種類や量によって、体調に変化が起こることがあります。お薬手帳にCKDシールを貼ることで、腎臓の状態に注意して、医師が薬を処方することができたり、薬剤師が処方せんを確認することができ、安心して薬を飲むことができるようになります。

CKDシールはCKD対策協力医、一部の病院や薬局でもらうことができます。また、シールの貼り付け基準も定められています。詳しくは千葉県のホームページをご確認ください。
新しい病院や複数の病院にかかる時、薬局にかかる時には必ずお薬手帳を持参するよにしましょう。