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<すたっと歩こう！ vol.52>

芸術の秋！ 北総ギャラリー散歩

芸術の秋です！ 北総地域にはアートを身近に感じることのできる小さなギャラリーが数多くあります。作家たちの手仕事と心に触れながら地域のギャラリーで芸術の秋を満喫してください。

ギャラリーパーシモン＆ラ･セーヌ

富里市在住の画家、萩原譲治さんのアトリエ兼ギャラリーです。入口の扉を開けると、大小の多彩な絵画を始め、陶器やガラスなどに描かれた小品など、所狭しと作品が展示されており圧倒されます。

萩原譲治さんは、子どもの頃から天賦の才を発揮。小学生でミレーの「落穂拾い」を模写し、大人が驚愕する完成度の高さで、18歳には画壇デビューを果たします。その後もほぼ独学で画業を究め、世界各国の美術館や親交のあるタイ王室などにも作品が収蔵されており、文化振興交流功労者として国内外から多数表彰されています。また、美術書等での掲載や画壇評論を務めるなど、70代を迎えた現在も第一線で活躍中！「文化は人の心から作られる、芸術は生命の発露」と語り、芸術を身近に感じて貰おうと約30年前から自宅のアトリエとギャラリーを公開しています。萩原さんの温厚な人柄の内に秘められたエネルギーやリズムを奏でるような軽やかさと洗練さを纏うタッチなど、作品との対話だけでなく、ご本人と直接お話ができるのも贅沢な時間です。妻でプロデューサーの久美子さんが加わると、場が華やぎ会話も一層弾みます。絵の具の香りに包まれたアトリエや作品から放たれるメッセージと熱量に身を置き、芸術の秋をご堪能ください！