見直そう!地域の資源と身近なSDGs
6月は環境月間です。今回は市民協働による里山保全活動やSDGsに取り組む方々をご紹介。皆さんの活動を通して地域に息づく自然や暮らしのなかの“もったいない”を見直してみませんか!
ひみつのおしゃれ工房
代表で縫製師の佐々木 和枝さんは、子どもの頃から好きだった洋服を極めて人の役に立つ仕事がしたいとアパレル業界に勤めましたが、赴任した中国の縫製工場で若者が過酷な労働環境で働く姿を目の当たりにし、大きな衝撃を受けて離職。また、日本で捨てられた衣類が貧困国に売られ、売れ残ったものは現地で野焼きされている実情に直面したことなども契機となり、服作りの新しい仕組みを構築しようと起業しました。現在、工房には子育てやシニア世代、障がいや持病を抱える人など約15名の内職者が登録。各々のスキルや性格を把握し、その人に合った作業を依頼、対面で細かく指示します。大手ブランドからの縫製業務を主軸に、古着やリメイク品なども販売。外で働くことが難しい人たちが、それぞれ自宅のひみつの工房で内職し、やりがいや誇りを持ち、社会と繋がり、地域で生き生きと暮らす。服作りを通して、皆が喜びを感じる持続可能なビジネスモデルを郷土で目指しす。