
こたつにみかん!みかんは風邪予防にもなる!?
投稿日 2025.11.06
みかんは年中スーパーなどで見かけますが、10月から4月にかけて旬を迎える果物です。みかんの品種は日本で生産されているものだけでおよそ80種類と多く、旬は品種や産地によって異なります。「温州みかん」は11月上旬から1月下旬が旬といわれています。 みかんには様々な栄養素が豊富に含まれており、多くの健康効果が期待できます。

【ビタミンC】
肌の構成成分であるコラーゲン作りをサポートするだけでなく、抗酸化作用によってシミやくすみの原因となる活性酸素を取り除く効果も期待できます。
【β-クリプトキサンチン】
みかんの色素成分であり、身体の酸化による老化から守る抗酸化物質として働きます。また、皮膚を健やかに保つ働きや骨の健康にも役立ちます。
【ペクチン】
食物繊維であり、不溶性ペクチンと水溶性ペクチンどちらも含んでいます。これらは糖が身体に吸収されるのを遅くする働きや、腸の有害物質と結合し便として体の外に出る働きがあります。腸の有害物質が減ることによって腸内環境が良くなり、便秘の解消や吹き出物の予防ができます。
ところで皆さんはみかんの白い筋を取って食べますか?それともそのまま食べますか?
好みが分かれるこの白い筋ですが、これらにもペクチンとヘスペリジンという栄養成分が豊富に含まれています。へスペリジンは、柑橘類に含まれるポリフェノールであり、血圧を下げる効果、血管を縮める効果、毛細血管を強くする効果があります。血流を改善することで、巡りがよくなり、熱が全身のすみずみに行き届くため、冷えの改善が期待できます。
これから寒くなる季節になりますが、冷えの改善だけでなく、インフルエンザや風邪予防の観点から健康のためにも「みかん」を食べてみてもいいかもしれません。
今回はみかんを使ったレシピを紹介します。
みかんの牛乳寒天(4人分)

| 牛乳 | 400cc |
| 水 | 200cc |
| 粉寒天 | 4g |
| 砂糖 | 50g |
| みかん缶 | 1/2缶(125g) |
- 牛乳を常温に戻しておく。
- 鍋に水、粉寒天を入れて混ぜ、中火で加熱する。沸騰したら弱火にし、混ぜながら2〜3分加熱し、火を止める。
- 砂糖を加えて混ぜて溶かし、粗熱が取れたら牛乳を加えて混ぜる。
- カップに③を等分に流し入れ、みかんを等分に入れる。冷蔵庫で30分以上冷やし固める。

【栄養成分(1人分あたり)】
エネルギー136kcal たんぱく質3.5g 脂質3.8g 炭水化物22.8g 塩分0.1g
管理栄養士 梅原