まちづくりコラム vol.64
このコーナーでは、「市民協働によるまちづくり」について、
STaDプロデューサー中村正明が北総エリアでの事例を交えお伝えします!
いま、まちづくりにおいても「発酵」が注目されています。
日本は世界でも有数の発酵食品文化を誇る「発酵大国」といわれ、その理由としては、発酵に適した気候、多様な微生物の生態系、保存食の文化などが挙げられます。
まちづくりにおいては、地域独自の食や食文化の魅力をいかしたフード・ツーリズムやガストロノミーツーリズムに人気がありますが、中でも地域で育まれてきた発酵文化の体験(酒、みそ、醤油など)が注目されています。また、飲食店においては、地元の発酵食品の活用や、まちの発酵産業の歴史的ストーリーをいかしたメニュー開発に可能性を感じます。
さらに、地域を支えてきた1次産業の高付加価値化を考えるにあたっても、発酵をいかした土づくりや加工品等の商品開発、農家さんが教える発酵料理や保存食など、1次産業の活性化にも大いに期待されます。
「発酵」をいかしたまちづくりを体感できるイベント「全国発酵食品サミットinかとり」のご紹介をします。このイベントは、長年私が香取市のまちづくり関わらせていただいたご縁もあり、実行委員長を務めさせていただいております。
ポイント①
発酵学者でお馴染みの小泉武夫先生(東京農業大学名誉教授)による「江戸の発酵文化と香取」と題した講演や、作家・エッセイストの阿川佐和子さんとお届けする「武夫と佐和子の~発酵ブギウギ~」と題した発酵トークショー
ポイント②
私がコーディネーターを務めます「発酵をいかした土づくりと循環型農業の可能性」と題して、日本一のマッシュルーム生産者の芳源マッシュルーム&有機農業に取り組むワタミファームをゲストに迎えたトークショー(会場は、佐原自慢の与蔵屋の大土蔵で開催され、同時に地酒や発酵料理をお楽しみいただけます。あわせて、美と健康をテーマとした発酵女子トークもお楽しみいただけます)
ポイント③
発酵ソムリエ料理教室(発酵食品ソムリエ)&発酵の学び④発酵マルシェ&発酵屋台
みなさまのお越しをお待ちしています!
イベントの詳細は、「全国発酵食品サミットinかとり」2024.10.26-27